逆マーチンゲール法/パーレー法
勝ったら2倍にし、負けたら、または3連勝したらリセットします。

ホイールには勝てません。変わるのは損失の出方だけです。パーレー法で1サイクルに自分のお金で危険にさらすのは基本ベット1つだけで、残りは勝ち金をそのまま乗せたものです。期待損失数学期待損失期待値に総賭け金を掛けたもの。セッションまたは一定期間に失う平均額。全文を読む →は変わりません。
システムをたどる
勝つとひとつ進みます。負けるか、3回目の勝ちで最初に戻ります。
賭け金と結果は、基本ベット額をユニットとした数値です。
パーレー法の仕組みは?
1ユニットお金ユニットシステムやプレイヤーが基準にする基本の賭け金。プログレッションはユニットで記述されるので、どのテーブルにも当てはまる。全文を読む →を賭けます。勝ったら、すべてテーブルに残します。次のベットは2です。もう一度勝てば4です。3回目も勝ったら、7ユニットの利益を受け取り、1に戻ります。途中で負けても、1に戻ります。システムはこれで全部です。最初に勝った後は勝ち金を賭けているので、どのサイクルでも自分のバンクロールお金バンクロールプレイ用に取り分けた資金の総額。バンクロール管理とは、そのうちどれだけを1ベットごと、1セッションごとにリスクにさらすかを決めること。全文を読む →が失うのは最大でも1ユニットです。イーブンマネーで3連勝する確率数学確率ある結果の起こりやすさ。0から1、または0%から100%で表す。単一の数字の場合:1/37 = 2.70%。全文を読む →は(18/37)³ = 11.5%で、約9サイクルに1回です。
どんなセッションになりますか?
じわじわ目減りし、ときどき跳ね上がります。同じ小さなくじを何度も買い続けるようなものです。1枚1ユニットで、ほとんどは外れ、約9枚に1枚が7を支払います。100スピンのセッションがプラスで終わる確率は低く(約30%)、完了したサイクルが少なくて着実な1ユニットずつの損失を埋め合わせられないセッションが大半だからです。プラスで終わるセッションは、大きく上回って終わる傾向があります。
- p10 −$500
- p25 −$500
- 中央値 −$300
- p75 +$30
- p90 +$320
パーレー法は有効ですか?
いいえ。変わるのは損失の形で、大きさではありません。p = 18/37とします。確率p³ = 0.115で7を得て、確率1 − p³ = 0.885で1を失います。1サイクルあたりの期待値:7(0.115) − 1(0.885) = 0.805 − 0.885 = −0.08ユニット。1サイクルで賭ける期待ユニット数:1 + 2p + 4p² = 1 + 0.973 + 0.947 = 2.92。割ると、−0.08 / 2.92 = −2.7%です。どのシステムでも、割り算をすればこの数字になります。
つい考えたくなるのは、乗せたチップお金チップ決まった金額を表すトークン。レイアウトに置いてベットする。別名:チェック(cheque)。全文を読む →はカジノのお金だから、賭けても何も失わない、ということです。チップは支払われた瞬間から自分のもので、テーブルに戻した1枚1枚に同じ2.70%がかかります。
4連勝を待ったらどうなりますか?
4勝までのパーレー法戦略パーレー法ポジティブプログレッション。勝ったら倍にし、負けるか3連勝したらリセットする。別名:逆マーチンゲール法。全文を読む →は、確率(18/37)⁴ = 5.6%で1ユニットを16にし、15の利益を生みます。テイラー(2021年)は、もっと鋭い問いを立てています。数ユニットのバンクロールで、それが尽きる前にこの連勝を一度でも引き当てる確率はどれくらいか、という問いです。失敗したサイクルはちょうど1ユニットずつかかるので、15ユニットなら答えは1 − (1 − 0.056)¹⁵ = 58%で、15ユニットすべてを一度に赤ベット赤18個の赤の数字へのイーブンマネーベット。フランス語:ルージュ(rouge)。全文を読む →に賭ける場合の48.6%より高くなります。落とし穴はほかの数字に表れます。連勝はたいてい何回かサイクルに失敗した後に来るので、来たときの利益は15ではなく平均9ユニットです。また、プログレッション戦略プログレッション直前までの結果に応じて賭け金を変えるルール全般。ネガティブプログレッションは負けた後に、ポジティブプログレッションは勝った後に賭け金を上げる。全文を読む →は全体でより多くを賭けるので、平均結果は1回のベットより悪くなります。
どこで止めるかで違いはありますか?
変わるのは形だけです。2勝(3を受け取る)または4勝(15を受け取る)までのパーレー法は、的中率と賞金を変えますが、ハウスエッジは変えません。ストレートアップでの「パーレー」(35対1の当たりをそのまま乗せる)も同じ考え方で、p = 1/37、2回連続で当たったときの配当お金配当当たったベットに支払われるもの。返却される賭け金とは別に「X対1」の形で表す。全文を読む →は1,295対1です。そのため、実践というより、ほぼ語り草にとどまります。
誰が、なぜ選ぶのですか?
1サイクルの最大損失を小さく決めておきたく、大きな勝ちの可能性のためなら、ゆっくり負けることを受け入れられるプレイヤーです。これはマーチンゲール法戦略マーチンゲール法負けるたびにベットを倍にするプログレッション。何ができて何ができないかは「戦略」セクションを参照。全文を読む →の心理的な鏡像です。マーチンゲール法は、勝てない夜が来るまで勝っている気分にさせ、パーレー法は、勝てる夜が来るまで負けている気分にさせます。どちらでも、カジノ側は総賭け金お金総賭け金セッションまたは一定期間に賭けた総額。再び賭けた勝ち金も含む。別名:ハンドル、アクション。全文を読む →の2.70%を取ります。
シミュレーター · パーレー法
$1,000のバンクロールから始めたイーブンマネーベットの2,000セッション。
基本ベット額$10 · テーブルリミット$500 · 1セッションあたり100スピン
よくある質問
1回で壊滅的な損失が出ないという意味では安全です。安くはありません。賭けた1ユニットあたりの期待損失は同じです。
どこでやめても数学的には同じです。3勝が慣例なのは、賞金(7ユニット)が待つ価値がありそうに感じられ、的中率(11.5%)が絶望的ではないからです。
ひと息コミック

勝ち金を乗せ続けても、賭けていることに変わりはありません。
出典
- Ethier, S. N. The Doctrine of Chances: Probabilistic Aspects of Gambling.
- Epstein, R. A. The Theory of Gambling and Statistical Logic, 2nd ed.
- Taylor, D. G. Games, Gambling, and Probability: An Introduction to Mathematics, 2nd ed.